今回の旅行の目的のひとつはこちらの宿でもありました。
秘湯の宿にも登録されている人気の高いお宿であります。
立ち寄り湯も受け入れているので夕方くらいまでは沢山の人でにぎわっています。
明治時代に建てられたお宿の鄙びた雰囲気はたまらなく素敵です。
私たちは沼巡りを予定していたので早めに宿に到着し、どろどろに汚れた服などを
一新するためにまずは温泉に入りました。
内湯が名物で、酸ヶ湯温泉に圧倒されていましたが、こちらも高い天井が迫力満点で
無色透明の癖のないお湯がまた良くうっとりしてしまいます。
温泉で好きだなあ・・・と思うひとつに扉を開けてから階段を下るというのがあります。
蔦温泉もそうですし、酸ヶ湯温泉もそう。岩手では藤三旅館がそのような
つくりで、なにかしら意味があるような気がするのですがなんだか殿様気分に
なったようで好きですね。
入っているとしたからぷわーっとお湯が沸いてきます。(一瞬焦りますが)
さっぱりして再び外へ。長靴をお宿で借りて沼めぐりにむかいました。
お宿のすぐ近くにある蔦沼というのは、全国のカメラマンが秋になると
紅葉の景色をとるべく集結するというとても有名な場所であります。
私も実際に写真を見て是非とも訪れててみたいと、期待を胸に膨らませていました。
水芭蕉の咲く沼。続く道。どれも素晴らしい美しさです。
10分程で蔦沼に到着しました。
はっと息を呑む美しさというのはこういうことをいうのだろうと。
あまりの美しさに感動。紅葉の時期はこれ以上となると・・・想像もできません。
蔦沼を少し進むと透明度の高い澄んだ鏡沼が現れてきました。
写真を見返すだけでもぞくぞくっとするほど美しいです。
約1時間程の散策でした。奥入瀬も良いですがこちらの沼巡りも外せないですね。
今日は奥入瀬巡りと沼巡り沢山歩いて温泉に入って。充実した一日でした。